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活動紹介

2013年12月19日

電機連合@見える化通信Vol.34【4K・8Kで勝つ!日の丸テレビ復活へ】

電機連合@見える化通信Vol.34
【4K・8Kで勝つ!日の丸テレビ復活へ】

電機連合の活動の中に「産業政策」の取り組みがあることを
知っていますか?

産業政策とは、電機産業や日本をより豊かに発展させるため
の取り組みです。私たちが働く電機産業に活気があり、企業
の業績がよくなければ、雇用の維持・拡大や賃金などの労働
条件の改善は厳しくなります。
そこで、働く者の立場から電機産業が直面しているさまざま
な課題を見つけ出し、その解決方法(法改正や制度策定など)
を考えて「産業政策(政策制度課題と私たちの見解)」とし
て取りまとめ、毎年、政党や省庁などと意見交換を行って、
政策実現を目指しています。
『電機連合@見える化通信』では、何となく小難しくて見え
づらい、でも私たちの暮らしをより良くするために大切な産
業政策の見える化に向けて、その中身を少しずつご紹介して
いきます。

【4K・8Kで勝つ!日の丸テレビ復活へ】
このところ「4Kテレビ」の売れ行きが好調で、年末商戦の
目玉商品として注目されています。4Kとは次世代テレビ放
送の規格で、現行フルハイビジョン(2K)テレビの4倍の
解像度で大型テレビでも高画質で見ることができます。
2013年の夏商戦から大型の4Kテレビが徐々に売れはじめ、
当初は100万円を超えていたものが、現在は50型クラスで30万
円を切る商品も登場し、停滞していた日本のテレビ市場に復
活の兆しが見えてきました。さらに4Kテレビと周辺機器を
接続するケーブル規格(HDMI2.0)も決まったことから、4K
対応のビデオカメラ、ゲーム機、タブレットなどが販売され
はじめ、テレビと連携した使い方を楽しむことができるよう
になり、4Kテレビの世界が広がってきました。
また、さらに高画質となる「8K」がNHKで研究中です。
8Kは2Kの16倍の解像度を持ち、フィルムのような美しさ、
立体的で臨場感のある映像が楽しめます。

【世界に先駆けた4K・8K放送の実用化を目指す】
4K放送は実験放送段階で、チューナーの開発はこれからの
ため、4Kテレビと称して販売されているテレビは、現行放
送を“4Kディスプレイパネル”で見られるように4K並み
の高画質に超解像度技術で変換する「4K対応」や、“2K
フルハイビジョンパネル”で4K相当の画質が見られるよう
に変換する「4K相当」となっています。4K・8Kの超解
像度技術は日本の開発技術であり、映像領域に関する高技術
は日本の得意分野です。
4Kテレビの世界市場は、13年は127万台、17年には18倍の
2306万台に達する見込みです。日本の技術革新によって日の
丸テレビを復活させ、世界に先駆けた4K・8Kテレビの実
用化を進め、普及を拡大します。

【4K・8Kテレビで東京五輪を楽しもう】
2013年6月に政府が閣議決定した「世界最先端IT国家創造
宣言」では、4K・8K、スマートテレビなどの次世代放送
サービスを世界に先駆けて実現することにより新たな市場の
創出を図るために、国際標準化及び技術検証などの環境整備
を行い、放送サービスをパッケージ化し、国際展開を図ると
しています。
ロードマップによると、2014年6月のサッカーW杯・ブラジ
ル大会で4Kの試験放送を開始し、2016年8月のリオ五輪で
は8Kの試験放送、2020年の東京五輪において4K・8Kの
本放送を目指すとしています。これらの放送はCS放送やケ
ーブルテレビ等で行う予定です。
次世代放送の実現へ向けた取り組みを行うのが、2013年5月
に設立された「次世代放送推進フォーラム」で、電機メーカ
ーや情報通信事業者、放送事業者等が参加し、オールジャパ
ンで技術検証や試験放送等を進めています。

【4Kの放送コンテンツを普及】
しかし、4Kテレビの普及には多くの課題があります。特に
課題となるのが放送コンテンツの流通です。4K放送を行う
ためには、4K対応の放送機器への新規設備投資が必要とな
りますが、放送業界では地上デジタルへの投資を終えたばか
りです。また、コンテンツ制作現場では4Kにあわせた撮影
技法や画像処理技術も必要です。カメラの開発などテレビ放
送システム改革とその普及、コンテンツ開発のノウハウをい
ち早く進めます。

【動画圧縮チップセットの開発で世界を先導】
4Kの映像はデータ量が多い為、伝送する際に映像データを
圧縮する高度な技術が必要です。4Kを既存の周波数帯域で
地上波放送を行うには、圧縮率を大幅に高めなければ不可能
な状況です。
次世代動画圧縮技術の「HEVC(high efficiency video coding)」
が国際標準規格となったばかりで、HEVC規格に対応した動画
圧縮のチップセットや伝送に関するソフトウエアの開発が進
められています。韓国や欧米では日本と異なった方式の高画
質放送の試験放送が進んでいることから、日本は技術開発を
急ぎ、知的財産権に配慮しつつ世界を先導します。
また、HEVCチップセットは、日本が誇る画像認識システムと
融合させた「遠隔医療の画像表示システム」や「異常動作監
視システム」等への利用も期待されており、応用システムの
開発に繋げます。


●● 電機連合の産業政策 ●●
*世界に先駆けた4K・8K放送の実用化と普及。
*4K対応の放送システム普及やコンテンツ開発のノウハウ確立。
*動画圧縮チップセットや伝送ソフトウエアの開発で世界を先導。
*動画圧縮チップセットによる応用システムの開発。

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