2017年09月22日
【報告書(2)】2017平和行動ｉｎ根室
ジャパンディスプレイ労働組合 茂原支部
【報告書(2)】2017平和行動ｉｎ根室
＜概要＞
｛日程｝2017年9月9日(土)～11日(月）
｛組織｝ジャパンディスプレイ労働組合 茂原支部
｛内容｝
＜第1日目 9月9日（土）＞
・北方四島交流センター・連合北方四島学習会
http://www.city.nemuro.hokkaido.jp/section/nihoro/top.htm
＜第2日目 9月10日（日）＞
・納沙布岬・連合「2017平和ノサップ集会」
http://www.nemuro.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/nmrgsdb/3k-spot/3ks-cape-nosappu.htm
・知床自然遺産学習会
http://center.shiretoko.or.jp/shiretoko/isan/
＜第3日目 9月11日（月）＞
・道東自然遺産視察
（知床観光船～知床五湖散策～オシンコシンの滝）
http://www.shiretoko.asia/shiretoko_goko.html
○第1日目 9月9日（土）
・学習会の前半は、参加者全員で映画『ジョバンニの島』
を鑑賞しました。
豊かな自然があふれる色丹島を旧ソ連軍が侵攻していく
様子と、愛する島が占領されていく様子を
嘆き悲しむ主人公の少年の姿がとても印象的でした。
また、後半の返還運動関係者セミナーでは、『ジョバ
ンニの島』の時代背景を参考にしながら、占領当時に
歯舞諸島や択捉島の村に在住されていた講師の方々か
ら貴重な講話をいただきました。
スライドに写された当時の村の写真は、人も動物も
花々も活力に満ちていて、北方領土が非常に美しい
島々であることを実感しました。
○第2日目 9月10日（日）
・納沙布岬 連合「2017平和ノサップ集会」
・「知床自然遺産学習会」
集会の会場の傍にある北方館には、北方領土問題の
発生状況や歴史的経緯を解説した資料が展示され、
各領土の地理や日本とロシア間の返還交渉の経緯を
わかりやすく学習することができました。
集会には、南は沖縄から北は北海道まで、全国から
様々な組織連合が一堂に会しました。
そして小雨の降る中、北方領土の早期返還を改めて
決意する集会アピールと、ガンバロー三唱を行いま
した。
参加した全ての組織連合が一丸となり、今後の返還
運動への取り組みを誓いました。
○第3日目 9月11日（月）
・道東自然遺産視察
（知床観光船～知床五湖散策～オシンコシンの滝）
知床観光船のクルーズは幸い天候にも恵まれ、約90
分の行程で、羅臼岳を始めとする知床連山やたくさ
んの滝や奇岩、断崖絶壁を近くから眺めることがで
きました。
また知床五湖の散策では、小鳥のさえずりを聞きな
がら涼しい森の中を進み、可憐な野花が咲き乱れる
湿地帯の中を遊歩道で歩きました。
国内外からもたくさんの観光客が訪れ、夏の終わり
の風景を楽しんでいました。
○所感（全体を通して）
2日目以外の天候は快晴だった為、出身地の千葉県
とはまた違った、非常に広大で豊かな自然を味わう
ことができました。
それと同時に、北方四島学習会や2017平和ノサップ
集会を通じ、戦後70年を経ても未だ解決に至らない
北方領土問題に対する深い悲しみと問題意識を覚え
ました。
知床半島はヒグマの生息地として有名だが、その周
辺の町村ではヒグマを野生生物として尊重しつつ、
人との住み分けができるように配慮する取り組みを
行っていると、知床五湖を散策する前に学びました。
自然との融和を尊ぶように、人と人、国と国との問
題も、近いうちに平和的に解決することを願いたい
です。
今回、貴重な経験をさせていただき、関係者の皆様
へ心から感謝を申し上げます。
今後、本集会で学んだことを忘れずに、組合活動や
会社業務等に活かしていければと思います。
ありがとうございました。
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