活動紹介

2023年08月07日

2023年8月4日-6日平和行動in広島 報告書

富士フイルムヘルスケアグループ労連

2023年8月4日-6日平和行動in広島 報告書

<開催目的>
連合では、毎年、原水禁・核禁会議と連携して、原爆が投下された
8月6日と9日に合わせ、核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に向
けた「統一大会」を広島市と長崎市で開催している。

電機連合としても、戦争の悲惨さや平和の大切さを理解し、語り継
いでいくためにも、毎年、連合の平和行動に参加するとともに、電
機連合独自の取り組みとして、戦争体験者による「語り部」などを
行っている。

日程 2023年8月4日(金)~6日(日)
参加 16名

<スケジュール(概要)>
 2023年8月4日(金)
 ・オリエンテーション
 ・学習会『被爆者体験講話』
 2023年8月5日(土)
 ・江田島海上自衛隊(旧海軍兵学校)見学
 ・平和記念公園、広島平和記念資料館見学
 ・連合平和集会
 2023年8月6日(日)
 ・原爆死没者慰霊式
 ・大和ミュージアム、てつのくじら見学

<報告書>
 2023年8月4日(金)
 ・学習会『被爆者体験講話』
 胎内被爆者の山口誠治さんに講話頂いた。山口さんは、原爆投下の翌月生まれ
(1945年9月)。母が妊娠8か月の時に原爆が投下され、被爆者の救護中の被爆
(救護被爆)による胎内被爆者となる。
  現在は、平和公園でのボランティア活動と語り部の活動をされている。
 本講話では,原爆投下時の状況に加えて、戦後の状況や後遺症、被爆者の心情
 についても語って頂いた。
 語って頂いた内容は、想像以上に悲惨な内容であり、自分自身に置き換えると
 耐え難いと感じた。一方で、語っている山口さんは活き活きとしている。
 長い時間をかけ、真正面から向き合ってきたのだろう。人間の強さを感じた。
 改めて、貴重なお話を伺えたことに感謝したい。

 2023年8月5日(土)
 ・江田島海上自衛隊(旧海軍兵学校)見学
  イギリスのダートマス、アメリカのアナポリスと並んで世界三大兵学校と称
 された江田島の旧海軍兵学校。現在は、海上自衛隊第一術科学校・幹部候補生
 学校となっている。教育参考館では、幕末から第2次世界大戦までの海軍関係
 者の書、遺品などを展示しており、自らを犠牲にして国のため散っていった若
 き特攻隊員の遺書も展示されている。守りたい人のために戦おうとした覚悟、
 そして、家族への感謝や家族を安心させるための精一杯の強がりに言葉がでない。
 戦争の虚しさを感じたと同時に、二度と戦争を繰り返してはいけないと感じた。

 ・平和記念公園、広島平和記念資料館見学
  平和記念公園は広島市の中心部にある広大な公園で、世界の恒久平和を願っ
 て爆心地に近い場所にある。園内には、世界遺産に登録されている原爆ドーム
 や原爆投下当時の広島の様子を展示した広島平和記念資料館、原爆死没者慰霊
 碑、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館、広島国際会議場などがある。
 平和記念公園内にある「原爆の子の像」には、全国から千羽鶴が届けられている。
 企業や労働組合、学校、幼稚園、そして海外からも届いている。平和を願う気持
 ちに、年齢も国境もないのだと感じた。
 広島平和記念資料館は、被爆者の遺品や被爆の惨状を示す写真や資料を収集・
 展示するとともに、広島の被爆前後の歩みや核時代の状況などについて紹介さ
 れている。資料館の中は、多くの人が拝観しており、うまく進まない。一人ひ
 とりが展示品や写真に何かを感じているからなのだと思う。隣の学生はメモを
 取っている。前にいる海外の老夫婦は、涙を流している。海外の要人は、ガイ
 ドに説明を求めている。おどろおどろしい惨状に改めて核兵器の恐ろしさや惨
 さを感じた。

 ・連合平和集会
  講演、被爆体験証言、若者からのメッセージの3部構成。
  まず、中国新聞社の水川さんの『G7サミットとヒロシマ』を聴講した。本年
 5月のG7広島サミットについて、その成果について“政府の受け止め”と“広
 島市の受け止め”が異なっているということ。正直、どちらも正しいと思う。
 次に、箕牧さんの被爆体験証言。原爆投下時の状況に加えて、戦後の状況やこれ
 までの取組みについて聴いた。『被爆者代表として、被爆者が生きている間に核
 兵器をなくして欲しい』と積極的に活動している姿が印象的だった。最後に若者
 からのメッセージと題し、高校生平和大使より活動報告を受けた。様々な活動を
 通じ、自分が何を感じたのか、自分の言葉でしっかりと報告されていた。本当に
 立派だったし、勉強させて頂いた。

 2023年8月6日(日)
 ・原爆死没者慰霊式
  厳重な警備体制の中、8時から開催された原爆死没者慰霊式には約5万が参列。
  献花の際に流れる音楽は物悲しい。8時15分黙とう。セミの鳴き声が良く聞こえ
 た。78年前も同じようにセミが鳴いていたと思うと、急に悲しくなった。何気ない
 日常が一瞬にして無くなったことがない。それが平和なのかと感じた。

 ・大和ミュージアム、てつのくじら見学
  大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、呉が生んだ世界最大の戦艦「大和」
 を中心に、明治以降における日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」その礎
 となった造船・科学技術を紹介している。大和の乗組員の家族への手紙からは、日本
 の歴史と平和の大切さを感じた。人を傷つける科学技術はいらない。
 てつのくじら(海上自衛隊呉史料館)は、潜水艦の発展と現況や掃海艇の戦績と活躍
 などに関する歴史的な資料を通して、海上自衛隊の歴史や、呉市と海上自衛隊の歴史
 的な関わりについて紹介している。いまだ海底には第2次世界大戦時の機雷が生きてい
 ることに驚く。戦争はその当時のみならず、時間を超え未来にまでリスクを孕む無責
 任な行為だと感じた。

<所感>
 広島平和記念資料館で2冊の詩集を買った。
 今の気持ちをずっと持ち続けるために、忘れたとしても思い出すために、そして、事
 実をしっかり伝えるために。貴重な経験をさせて頂いたことに感謝するとともに今後
 も平和に対する理解を深めていく。

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