活動紹介

2025年09月04日

2025年8月4日~6日平和行動in広島 報告書

日立産機システム労働組合習志野支部

<概 要>
日 程 2025年8月4日(月)~6日(水)

スケジュール
第1日目 8月4日(月)
・事前勉強会、夕食懇談会(オリエンタルホテル広島)

第2日目 8月5日(火)
・現地視察(遺構)、慰問(広島原爆養護ホーム)、参列(連合集会)

第3日目 8月6日(水)
・式典参列、現地視察(海上自衛隊)

○第1日目 8月4日(月)

(事前勉強会)オリエンテーション、被爆者体験講話、
 夕食懇談会@オリエンタルホテル広島

オリエンテーション実施後、被爆者体験伝承者の方から、被爆者ご本人の体験
談を伺いました。広島の街を突然襲った原爆の恐ろしさや、偶然の行動によっ
て生死が分かれたこと、そして家族や友人が亡くなった最後の様子についてお
話しいただきました。また、自分だけが残されたことへの後悔や自身との葛藤
についても、写真や地図を用いながら生々しく、貴重なお話を聞くことができ
ました。

(資料、写真、被爆者のお名前、詳細内容については当日の参加者のみで共有
としてくださいとのことでした)

その後、参加者で懇談会を実施し、一人ずつ自己紹介を実施しました。


○第2日目 8月5日(火)

・現地視察
 (平和の時計塔⇒平和記念公園⇒広島平和記念資料館
  ⇒大和ミュージアム サテライト⇒てつのくじら館)

・慰問(広島原爆養護ホーム 舟入むつみ園)

・連合集会参列(連合2025平和ヒロシマ集会)

チャーターバスで平和公園まで向かい、原爆ドームや資料館など周辺を視察し
ました。翌日は広島に原爆が投下されてから80年という節目の年にあたり、
平和記念公園周辺には多くの人々が訪れていました。当時の姿のまま残されて
いる原爆ドームや資料館の展示物は、当時の惨劇を強く思い起こさせるもので
あり、核兵器の残酷さや被爆者の苦しみ、混乱、恐怖といった感情が一気に押
し寄せてくるようでした。

その後、呉市へ移動し、戦艦や戦闘機、潜水艦などの展示を視察しました。等
身大の模型や本物の潜水艦は非常に迫力があり、圧倒されました。また、広島
原爆養護ホーム「舟入むつみ園」では、園長から施設について説明をいただき
、入園者の方々へ見舞金の贈呈を行いました。皆さんお元気そうに生活をされ
ており、お土産として、入園者の皆さんが作ったという折鶴をいただきました


この日の最後は連合の平和集会に参加しました。「語り継ぐ戦争の実相と運動
の継続で核兵器廃絶と恒久平和を実現しよう」をテーマに、核兵器の廃絶と恒
久平和の実現を目指して行動していくという平和アピール(案)が、満場一致の
拍手で採択されました。

そして、広島から長崎へ「ピースリレー」が行われました。(平和集会は全国
の構成組織・地方連合会から1,711名が参加しました)


○第3日目 8月6日(水)

・式典参列(平和記念公園「原爆死没者慰霊式」)

・現地視察(江田島海上自衛隊(旧海軍兵学校))

国内外から多くの参列者が集まり、原爆が投下された時刻である午前8時15分
には、平和の鐘が鳴らされ、黙祷を行い、平和への祈りを捧げました。式典で
は各界の著名人による挨拶がありましたが、その中でも、広島県知事・湯崎氏
のスピーチは印象的でした。

核兵器廃絶に向けた論理的かつ力強い訴えは、参列者のみならず世界中に発信
され、唯一の被爆国としての日本の強いメッセージが世界中に伝わったと感じ
ます。尚、式典については大変混雑していたため、同施設内の中継会場にて視
聴しました。

その後、江田島の海上自衛隊を訪問しました。かつては海軍兵学校であり、幹
部候補生の訓練機関として開校されました。大講堂は卒業式などの式典に使用
されており、NHKドラマ『坂の上の雲』の撮影も行われたとのことです。また、
イギリスから船で運ばれたレンガで建てられた生徒館は、長さ140メートル以上
の壮大な建築物でしたが、戦艦大和の全長は263メートルと、それをさらに上回
る規模であるという説明も受け、当時の技術力とスケールに改めて驚かされま
した。


○所感(全体を通して)

平和行動を通じて、戦争の悲惨さと平和の大切さを改めて実感しました。これ
まで遠い昔の出来事だと思っていた戦争も、実際の体験談や展示を通して、決
して風化させてはならない現実だと強く感じました。戦争は二度と繰り返して
はならず、平和は何もしなければ守れない、とても脆いものだということを痛
感しました。今回参加させていただき、非常に貴重な経験をすることができた
と思います。

この経験を通じて、核兵器廃絶と恒久平和の実現に向けて、今後も自分にでき
ることを考え、行動していきたいと思います。
 

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