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活動紹介

2015年08月25日

【報告書(2)】2015平和行動in長崎富士通パブリックソリューションズ労働組合

【報告書(2)】2015平和行動in長崎

{目的}
 連合は、原水禁・核禁会議と連携して、原爆が投下された8月6日と9日に合わせ、
 核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現に向けた「統一大会」を広島市と長崎市
 で開催します。
 平和行動を通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さを語り継ぎ、訴えていく活
 動を継続していくことが必要であり、千葉地協としても、各地域へ役員・組
 合員を派遣することとしています。

{日程}2015年8月7日(金)-9日(日)

{組織}富士通パブリックソリューションズ労働組合

{宿泊}ルークプラザホテル
    http://www.lukeplaza.co.jp/movie.html
{内容}
 第1日目 8月7日(金)
 ○事前勉強会
「オリエンテーション・被爆者体験講話」
【報告】
 オリエンテーションでは、電機連合本部書記次長である板垣さんが団長
 に任命され、団長の挨拶で幕は開かれました。
 団長は、日本国憲法の基本原理(国民主権、基本的人権の尊重、平和主
 義)のいろはにしっかり向き合っていきたいと熱く語ってくれました。
 被爆体験者講話では、池田松義さんをお招きし、講話して頂きました。
 池田さんは、当時7歳、爆心地から0.7キロの城山町で被爆された方で、
 三菱兵器工場で働いていた父、畑にいた祖母、庭で米をついていた母を
 相次いで亡くされたそうです。
 その後、親戚を転々とし、19歳で三菱製鋼所に就職、現在は、城山小被
 爆校舎平和発信協議会員になり、長崎市被爆者の語り部として活動して
 います。
 池田さんは、私たちに、非核三原則核兵器を造らず,持たず,持込みを
 許さない)を主張するとともに、「平和とは何か」を考えてほしい。
 戦争は、人々の当たり前の生活を簡単に奪う。飢餓などに苦しむ人々に
 目を向け、平和ではない世の中をイメージしてほしい。
 そうすれば日常の平和に感謝できる。
 そして日々の生活の中で、戦争や核兵器をなくすことの大切さに気付い
 てほしいと願っており、私たちも今、同じ気持ちとなり、同じ立場に立ち、
 戦争の惨禍が起こらないようにと強く感じました。 

 第2日目 8月8日(土)
 ○原爆養護ホーム「めぐみの丘」訪問
  http://www.pcf.city.hiroshima.jp/  
 ○長崎原爆資料館見学
  http://nagasakipeace.jp/japanese.html
 ○連合2015平和長崎集会
  http://rengo-nagasaki.jp/2015/07/02/2498/
【報告】
 原爆養護ホームである「恵の丘」を訪問させて頂きました。この丘
 は、疎開地として求めていたところで、原爆の当日は、傷ついた工場の
 動員生徒や校舎の下敷きになった人々を救いだし、世話をしていたとこ
 ろになり、江角ヤスさん(当時71歳(81歳に帰天))は、原爆孤老の方々
 へのご奉仕ができたらと、1970年(昭和45年)に恵の丘ホームを創設し、
 現在では、原爆被爆者の特別養護ホームに300人、一般養護ホームに50名、
 ショートステイ4床を養護されています。
 今回の訪問では、車椅子で移動できる方々にご挨拶を頂き、一緒に、「恵の
 丘のうた」と「千羽鶴」を慣れないながらも心より歌わせて頂きました。
 昨年10月に天皇、皇后両陛下も訪問されたことのある養護ホームであり、
 我々に対しても同じ目線でお出迎えして頂けたことはとても平等さを感じ、
 非常に素晴らしい養護ホームであると感じました。   
 原爆資料館見学については、混雑もあり、すべてをゆっくり視聴すること
 はできませんでしたが、あの頃の悲惨な出来事が、今も我々に強く感じさせ
 る内容のものになっていました。連合集会では、全国から集まり、3623人
 の参加者になりました。次第として、第一部2015NPT再検討会議報告の中で開
 会のあいさつ、黙祷、基調講演と進み、第二部次世代への継承では、被爆者の
 訴え、若者からのメッセージ、ミニコンサート(吉岡しげ美)、ピースフラ
 ッグリレー、閉会のあいさつでこの集会は進められました。
 この集会で私が特に共感した場面は、若者からのメッセージの中にありました。
「微力だけど、無力じゃない。」たった11文字だけで、すべてが明るい未来に
 向けて、平和な世の中にできる思いがしっかりと伝わってきました。
 彼女ら総勢22名は、第18代高校生平和大使に任命されており、スイス・ジュ
 ネーブの国連欧州本部に高校生1万人署名簿を手渡し、核兵器廃絶を訴えるス
 ピーチや肉親や被爆者から伝えられた平和の大切さを学び、世界の平和を求
 める被爆地長崎の願いを伝えることになっています。

 第3日目 8月9日(日)
 ○長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典
  http://www.city.nagasaki.lg.jp/heiwa/3020000/3020300/index.html
 ○長崎平和記念公園
  http://www.city.nagasaki.lg.jp/heiwa/3030000/3030100/p005151.html
【報告】
 午前9時に三菱電機様を訪問し、OBの方より、被爆体験談を伺い、その後、
 慰霊祭に参列致しました。気温が36度を超えていたと思います。
 とても暑い中の慰霊祭が行われましたが、私だけでしょうか。
 手を合わせていた時、とても涼しい風が立ち込め、穏やかな気持ちにな
 っておりました。
 後でこの話を仲間にするとそんなことはなかった、とても蒸し暑くて辛
 かったと周りの方から聞きました……。
 午前10時過ぎ、長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典会場に到着しました。
 が、案の定、満員のため、着席どころか、入場規制がかかっており、式
 典会場前にも辿り着くことができませんでした。結局、平和祈念像の背
 後より、ワンセグを起動させ、生の声を聞き取りながら、11時2分黙祷を
 致しました。
 戦後70年を節目に、今回の式典では、より多くの人がこの戦争での出来事
 について、思い知らされたのではないでしょうか。
 そしてこの事が、親から子へと話が伝承され、永遠の悲しみが引き継が
 れていくのだろうと感じました。
 私も帰ってから、家族に、とても大変な時代だった。今の生活が当り前
 ではなく、今の世の中にしてくれたことを有難く思ってほしいと伝えま
 した。

【全体を通して】
 今回の2015年平和行動に参加させて頂きまして、ありがとうございました。
 参加してみて、行ってみないと感じることができない、自分の目で確かめな
 いと理解できないことが多々あることを実感しました。
 特に、被爆体験者の方から直接お話が聞けたことは私にとって大変貴重な経
 験となりました。戦争を実際に経験された方々が少なくなる中、この先は戦
 争を体験していない私たちが戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えて
 いかねばなりません。
 3日間という短い期間ではありましたが、今回経験した内容を、組合役員と
 して、そして一人の日本人として、平和であり続ける大切さとして伝承して
 いければと思います。
 余談になりますが、45年間経験出来なかったことが、ようやく実現できたと
 いう感じです。
 是非とも次回、次々回可能であれば、広島、室根、沖縄の平和行動への参加
 を実現したいと思います。西九州地協、三菱電機労組・長崎支部の桜井委員長
 に言われました。
 この4つの平和行動を制覇したものが、平和というものの素晴らしさを語れると・・・。
 これに対して異議なしです。
 
 【電機連合組織内公認候補 矢田 わか子を応援しよう!】
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